天体望遠鏡の雑学

2009年10月16日 (金曜日)

天体望遠鏡の倍率の厳密な上限

今、木星が観測の好期だ。
今日も晴れていたというより少し雲も
出始めていたが、木星の観測を。

よく、口径の1.5倍~2倍までと
最高倍率の定義があるが、
厳密に使える倍率の度合いは
私も、いろんな口径で試した結果、
以下のようではないか?と思った。

口径が小さい場合には、
口径の2.5倍~3倍まで。
しかし、これは、最低口径は6cmと思われる。
段々と口径が大きくなるにつれて
使える倍率が1.5倍~2倍までとなり、
大きくなれば、なるほど、
ほぼ口径くらいまでしか、使えなくなるような
感じに思えた。

ちなみに、6cmクラスなら、口径の2倍~2.5倍の
120倍~125倍までが最高倍率の妥当。

10cmクラスは、口径の口径の1.5倍~2倍の
150倍~200倍までが最高倍率の妥当。

25cmクラスは、口径の1.2倍~1.6倍の
300倍~400倍までが最高倍率の妥当。

以上が惑星面を観測するのに適した倍率では
なかろうか?と私は、判断した。

口径5cm以下になると、逆に最高倍率が
口径10cmクラスと同じとなり、以上をグラフに表すと
口径6cmを境にして、線対称となる。
つまり、昔の人が考え、昔のメーカーが
一番多く生産していた6cmクラスというのは、
非常に汎用的で、理に叶ったものと
言えそうである。

今、短焦点、大口径が叫ばれる中、
私は、初心者には、口径6cmからが
最も使い易く、汎用的で宜しいのでは?という
事が言えるように思えました。
意見は、十人十色で、いろいろあると
思います。
一応、私の意見でした。

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2009年7月 5日 (日曜日)

7/22の日食観測お薦め

もうじき、日食だ。
7/22は今年は、水曜日にあたる。
大人は、平日なので会社務め。でも、営業マンなら
表へ外出した時に、日食メガネで、見て欲しいですね。
だって、三日月形状に太陽が欠けるんだもんね。
最も、沖縄地方に行けば、皆既食の場所も
あるんで、その方が、最高だけども。
でも、東京だって、三日月形状。
これは、見ないとね!以下のものがお薦めのものだと思う。


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2009年4月19日 (日曜日)

光軸修正(新聞紙1枚かうか、かわないか、で像に雲泥の差!)

先日作った光軸修正アイピース。
それをKT-10に取り付けてみた。
すると、接眼部ドロチューブが、僅かに傾いている事が判明!

これは、どんな望遠鏡でもそうだが、
メーカーで作ったままだと、傾きの精度は、
そう細かくは出てないだろう。
事実、この光軸修正アイピースで見るまでは、
ドロチューブは真っ直ぐで、筒面と垂直だと思っていた。

ところが、僅かな傾きが発覚し
私は、新聞紙を1枚かった。
よく工場などでも金型を取り付ける時に、
新聞紙を1枚かう事がある。
それは、曲げてみた時とか、左右の曲げ角度が
微妙に違っているのだ。
よく中国製の品物をみると、そんな角度も雑であるが、
私は、日本の職人!
それは、合点がいかない。

そんな感じで、私は、ドロチューブに1枚
新聞紙をかって、覗いてみたら
見事、全て同心円。
多少の差…と思う人もいるかもしれないが
旋盤での中心精度も出てるし
径の寸法は、100分台で完全フィットなので、
ここでドロチューブまで完全直角を出したので
さぁ、これで、実際の星を見てみた。

鮮やかなシャープな像だ。
キレがもの凄く良い。
惑星もクッキリ鮮やかだし、
恒星も、明るい見事な像だ。
明らかに、この光軸修正アイピースを作る前までの
以前の光軸修正で修正した像とは違う。

他のメーカーの望遠鏡を見てみると
やはり、どこも、一寸のドロチューブの傾きがあるようだ。

天体望遠鏡の光軸修正で
特に、ドロチューブの傾き、これは
以外にも、おおざっぱに見落としがちで
これを100分台の芯を出すと
像の見え具合が大きく変わってくるのだ。

今後は、別のメーカーのも
順次直していこうと思っている。

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2008年7月10日 (木曜日)

先日作った接眼レンズの試し観測

先日作った廃物利用の接眼レンズ、
今日、早速、星を見てみました。
31.7径サイズで作ったので、
25cm用で試してみました。

月面:(上弦の月)
倍率は、低倍率として
丁度良い感じがありました。
30倍くらいかな?

ただ、視野が狭いかな?
やはりオーバーした倍率だったかな?


星:
ちゃんとピントが合いました。
ただ、東京ではピントが
合うか合わないかに留めておきました。
低倍率すぎるので、
視野全体が光害の影響を受けますから。


月面を見た感じでは、
周辺部に少々収差が見られました。
接眼レンズ自体は、
あまり良くないレンズか、
若しくは、ハイゲンスタイプと
感じました。

いずれにしても、ピントが合って
それなりの低倍率で
それなりの視野が確保できたんだから
文句を言ってはいけませんね!

8/2の朝霧高原を
初回フライト日に私は決めました。
そこでアンドロメダ大星雲が
フライトの目標標的です。

とにかく大きな星雲に対して使う
接眼レンズとして
これから使っていきます。
あくまでも、サブの接眼レンズとして。

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2008年6月30日 (月曜日)

四半世紀前の望遠鏡の凄さ!(性能比較!)

今日は、梅雨の中休みの晴れ間の日という事で
梅雨期に大事なメンテナンスとして
実際に外へ出して望遠鏡で星を見ました。

屋上にあるのは、25cm反射(F4.8)と
10cm反射(F10)に屈折(F16)が搭載してあるもの。
今日は、夕方からずーっと筒を開けて
空気の入れ替え。

そしてついでに、10cm(F10)の反射で
土星も木星も見た。
凄く、綺麗。。。。。。。。
やはり、惑星はF10がいいなぁ。
像の落ち着き、縞模様なども
良く見える。
25cmだと、どうしても気流状態の影響を
もろに受けるが、10cmだとそれもない。
安定した綺麗な像だ。

ついでに、11cm短焦点と10cm(F10)の反射で
星の像を見比べてみた。

やはり昔の10cmは良く見える。
F10なのに、凄く明るい。
ベガなんかは、昔の望遠鏡の方が
とても明るくて、落ち着いた像で
素敵でした。

こと座のリング星雲も、F10の10cm反射では
見えたが、11cm短焦点では、見えない。

性能は、本当に昔のは格段の差がある。
昔の望遠鏡の方が良く見える。
やはり、中国製は、良くないな!
自分で作った10cmに搭載してある
6cm屈折で、土星も観たが
これも、素晴らしい像だ。
6cm屈折は、私が小学校の5年の時に
私の設計で、親父に作ってもらったもの。
昔の6cmも良く見える…というか、
全体的に、望遠鏡メーカーが値段重視だけで、
粗悪な望遠鏡しか持たない昨今の現状を
非常に悲しく思う、今日の観測でした。

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2007年5月16日 (水曜日)

最近の量販店で売られてる天体望遠鏡の実態。

この前、ヨドバシカメラにお邪魔して
天体望遠鏡売り場をうろついた。
私は、愕然とした。
というのは、とんでもない望遠鏡を
平然と売ってて、尚且つ
店員は、全然無知を通り越した店員だったからです。

量販店は、どの業界もそうですが、
専門性に欠けるどころか、
最近は、無知を通り越して
売れば構わない…という態度に
出る店員が多いです。
これは、会社経営も行き詰まっている結果
上司から、ただ、「売りつくせ!」の言葉だけで、
何の教育もされていないからでは
ないでしょうか?

私は、1つの望遠鏡を見ました。
反射望遠鏡なのですが、
斜鏡支持のスパイダーの調節ネジが
ない天体望遠鏡を発見。
すかさず、フードを取って
ドロチューブの接眼部から覗いてみました。

すると、びっくり仰天!!
ドロチューブの中の斜鏡が上にズレていました。
これは、スパイダーで調節しないと
いけないのですが、望遠鏡自体は、
スパイダーが筒に完全固定されていて、
ネジなどの前後調節がありません。

私は、店員を呼び
「これは、どうやって調節するのかな?」
と聞くと、「これ、調整済みです。
このまま、お使い戴けます。」と
言ってきたので、
「これ、斜鏡が上にズレているだろ、
どうやって、中心に持てくるんだ?」
と聞くと、「ズレてても大丈夫です。
ちゃんと見えます。」
と無知を通り越してあきれた実態が
浮き彫りになった。

私は、ここで遠山の金さんになってしまった。

「おうおうおうおう、おう
一体全体、天体望遠鏡のこと
わかってんのかぁ~??」

すぐに、別の店員を呼びに行った。
しかし、またまた出てきた店員も
同じ事を言う。
もう、ダメだ。
無知で売ってて、しかも
それだけではない、反射望遠鏡なのに、
「屈折式望遠鏡」と商札に書かれている。

お店全体が、無知で、無教養。
こんな状態では、消費者に
いい商品が行き渡らない。

量販店の
あり方が問われる時代に
なってきた。
全く、何が量販店だ、
ただ、悪い商品を陳列して
蛍光色だけで、お客を呼んでるだけじゃないか?

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2007年4月 3日 (火曜日)

初心者向け、天体望遠鏡の選び方

今日は、あいにくの天気です。
昨日、一昨日と黄砂が凄かったようで、
今日の雨は、それらを洗い落としているかのようです。
明日も雨のようですが、その後天気が回復すれば、
透明度が良くなるか?まだ、わからないけども。

さて、あいにくの天気で天体観測は、今日できないので、
今日は天体望遠鏡の話を初心者のためにしたいと思います。

天体望遠鏡、いっぱいあるけど、どれにしたら良いか?と
恐らく思案していると思います。
ずばり、筒が太いものが良いです。
筒が太いという事は、対物レンズや主鏡などが
大きいという事を意味します。

天体望遠鏡には、筒の端にレンズが付いていて、
反対側から覗くタイプの屈折望遠鏡と
筒の端は開放されてて、奥に主鏡と
呼ばれる大きな凹面鏡(鏡)があり、
筒の横から覗くタイプの反射望遠鏡があります。

その他カセグレンとかありますが、
初心者には、屈折望遠鏡か、反射望遠鏡
(これは、ニュートン式反射とも言います。)が良いです。
それの筒が太いという事は、まさか、
直径25cmの筒に6cmていどのレンズとか、
鏡は入っていませんから、
とにかく太いのが、より天体の細かなところまで
とらえられて、精度が良いと思って下さい。

でも、これだけいろんなのがあるし…という事で、
何をどのくらいまで見たいか?によって
類別してお話します。

ただ、月面のクレーターが見たい、土星の環が見たい、
木星のガリレオ衛星が見たい…
という感覚ならば、口径6cmの屈折経緯台にして下さい。
経緯台というのは、縦と横に動かすタイプです。
初心者でも簡単に操作できます。
私も最初は6cm屈折から始めたんですよ!

そして、更にもと細部を見たいという願望が出てきたら、
今度は10cmクラスの反射望遠鏡。
これも通常は、反射経緯台でも構いませんが、
ある程度経験を持つと
写真撮影とかもしたくなります。
惑星、月くらいなら、まだしも、星雲星団なんかを
長時間露出で、撮影したいとなれば、
赤道儀タイプとなります。
赤道儀は星の動き方に沿って動かす装置で
観測前にほぼ北極星に軸を合わせた上で、
観測しなければ、きちんと星の動きに合わないので
星を追尾できなくなります。
ですから、そういう観測前の設定があるんですよ。

また、前のブログ記事でも話しましたが、
反射望遠鏡は、光軸修正という厄介な事も
やらないといけません。
でも、これも慣れれば、簡単ですが…。

土星の環に隙間があり、
カッシニ空隙と言いますが、これを見たいのならば、
最低でも口径15cmはいりますかね!
口径10cmの反射望遠鏡でも、
以前、見えた事が私にはありますが、
初心者の方は、観測も慣れていませんから、
15cm口径は、必要な感じがします。

星雲星団とかは、まず、空の条件の良い場所というのが
一番です。その上で、短い焦点の望遠鏡が良いです。
通常だったら、口径10cmくらいからで、
筒長さが50cmくらいかそのあたりのものが
お薦めです。

それで、空の条件の悪い都会だったらどうでしょう。
私のように、ネオンがギンギンギラギラ…の場所だったら
やはり、大口径がほしいところ、私は25cm口径で、
いろいろ星雲星団を見ています。
まだ、全季節では見ていないので、どの程度まで見えるか?は
断定できませんが、かなり詳細部まで見えると思いましたよ。
でも、惑星や月面(月)だったら、田舎よりも都会の方が
気流状態が安定しているので、その分、良く見えるように思えます。

惑星や月面も口径が大きくなれば、
より細部を拡大できますし、
それは、楽しみが深まります。

次に接眼レンズですが、
最近の望遠鏡には、それ相応のレンズが
付属で付いていますから、K、OR、HM、PLの
マークが入っているものなら、
たいてい大丈夫です。

最後に、見え方の違いを言います。
屈折望遠鏡は、気流状態に関係なく、
いつも安定した像が見えます。
でも、青みがかった色が、少々付く可能性もあります。
最近のレンズは、だいぶ改良されましたが…。
反射望遠鏡は、気流状態に影響を受けますが、
安定した気流状態の日ならば、
色も付かず、シャープな鋭い本当の像が見えます。
価格面では、同じ口径ならば、
屈折よりも反射の方が安いです。

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2007年3月 4日 (日曜日)

お薦めの天体望遠鏡の販売ショップ

天体望遠鏡が欲しいと思っている方が
おられましたら、是非、こちらをご覧下さい。

専門家が運営する天体望遠鏡販売ショップ

天体望遠鏡って、お店の人に言われるがままに買っても
良い商品には巡り合わない場合も多々あります。
だから、私は専門家として、天体望遠鏡の選び方から
全て優しく解説していますので、是非、ご覧下さい。
お薦めの商品だけをスキル別にショールームとして
設置してあります。

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